食のアドバイザー業務『鮨』『インバウンド経験』『伝統のおもてなし』を活かした地方創生プロジェクト(静岡県・伊東/伊豆高原) 2021.02.03 | 活動レポート 2021年、観光庁の「宿泊施設アドバイザー派遣事業」の一環として、伊豆高原観光オフィスのプロジェクトに携わりました。地産地消を軸とした“食の体験ツーリズム”の構築に向け、現地調査からメニュー開発、実証イベント運営までを一貫して担当しました。 実施内容 現地調査と地域資源の可視化 食の体験コンテンツ構築にあたり、まずは漁船への乗船調査やわさび栽培現場の見学を実施。地元の方にとっては日常でも、観光客、とりわけ海外旅行者にとっては「驚き」と「発見」になる要素が多く存在します。 ・漁の現場で伝わる地域ならではの魚種・わさび栽培など、自然と生活が近い営み・地域が持つ「物語性」の抽出 これらを“観光的価値”として再整理し、体験型コンテンツへつなげるためのポイントを共有しました。 実証イベント(オンライン開催) 市場にほとんど流通しない「オジサン」「カゴカキダイ」を中心に、地魚の魅力を伝える実証イベントを実施。地元事業者の皆様に向けて、以下を中心にケーススタディをご提案しました。 ・地魚を「どう伝えるか」のストーリー構築・お客様を迎える際の視点、導線、演出・海外富裕層が求める体験のポイント・料理の新しい見せ方(例:干物を使ったコロッケなどの新名物案) コロナ禍のためイベントはオンライン配信で実施。素材映像を事前制作し、今後の国内外への発信に耐える体制構築も同時に行いました。 WHAT WE CAN DO 観光地向け “食×体験” コンテンツの企画・監修地域資源を観光客・海外旅行者目線で再編集し、体験型コンテンツに仕上げます。 アドバイザー業務(現地調査・コンサルティング)漁業・農産品・名産品の価値を「見える化」し、伝え方・演出・提供方法まで一連で提案します。 メニュー開発とデモンストレーションイベント地域の食材を活かしたメニュー提案、試食会、オンラインイベントにも対応。 インバウンド視点の戦略立案元旅行会社・鮨職人としての経験を活かし、海外富裕層の嗜好を踏まえた体験設計が可能です。 地元の漁業・農産品・名産品を“体験価値”として再構築し、観光地の魅力を高める取り組みは、宿泊・飲食・物販など多方面への波及効果を生みます。本プロジェクトで得た知見を活かし、今後も食を通じた地方創生のお手伝いを続けてまいります。 このページをシェア 関連記事 2021年2月9日 MSC・ASCのCoC認証を取得 老舗鮨店として、海の未来を守る取り組みを推進 2020年9月2日 世界初MSC認証の大西洋クロマグロを松乃鮨が購入。 みなと新聞、水産経済新聞他、業界新聞に掲載 2020年7月18日 公益財団法人東京都観光財団 東京のラグジュアリー体験として「寿司体験握り」を紹介 2020年6月24日 富裕層インバウンド WEB講演(株式会社MATCHA主催オンラインセミナー登壇) 2020年4月1日 海外富裕層向け『寿司メイキング』記事掲載|Tokyo Timeless(東京都観光財団)