国連総会ウィーク 海洋保全シンポジウムにて鮨ケータリングを提供(ニューヨーク) 2019.09.24 | 活動レポート 2019年9月、国連総会会期中にニューヨークの Asia Society にて開催された「High Level Conversation with First Ladies and World Leaders on Ocean Conversation(海洋保全に関するハイレベル会合)」の昼食会において、鮨ケータリングをご提供しました。 この会合は、海洋資源の保全と持続可能な社会の実現をテーマに、世界各国の首脳夫人・国際機関の代表者が参加し議論を行う国連関連企画です。日本からは安倍昭恵総理夫人がホストを務め、環境問題・海洋保全に関する国際的な取り組みが紹介されました。 松乃鮨では、本企画の趣旨に合わせ「サステナブルシーフード」を軸にした鮨メニューを構成し、和の装飾や漆芸蒔絵の器を取り入れ、日本文化を感じていただける食空間をコーディネートしました。 シンポジウムの内容 イベントは、Asia Society CEO Josette Sheeran 氏によるウェルカムスピーチに始まり、David Rockefeller Jr. 会長の挨拶、安倍昭恵夫人のキーノートスピーチ、G20大阪配偶者プログラムでのシンポジウム紹介映像などが続きました。 続くパネルディスカッションでは、・スーザン・ロックフェラー氏(Oceana)・マリア・ダマナキ氏(ネイチャー・コンサーバンシー/元欧州委員会)・Olai Uludong 氏(パラオ常駐代表)・Doug McCauley 氏(海洋科学研究所 准教授)・角南篤 氏(海洋政策研究所 所長)などが登壇し、海洋保全に向けた国際的視点から意見交換を行いました。学生による未来への提言も紹介され、幅広い視点での議論が展開されました。 サステナブルシーフードランチの提供 昼食会では、本企画の趣旨に合わせた 「サステナブルシーフードランチ」 をテーマに、ブルーシーフードガイドに沿った食材を用いた鮨メニューを考案し提供しました。 日本の文化を感じていただくため、・漆芸蒔絵 人間国宝 室瀬和美氏の漆器・和の装飾・世界各国の国旗を取り入れた演出なども用意し、海洋資源と多様な文化のつながりを表現しました。 参加者の皆様は、鮨を囲みながら交流を深め、和やかな雰囲気の中で議論が一層活発になりました。 取り組みへの評価と今後 国際的な場で日本の食文化を紹介する貴重な機会をいただけたことに深く感謝しております。松乃鮨は ブルーシーフードパートナー として認定され、持続可能な海洋保全にも継続的に取り組んでいます。 今回の経験を活かし、・国際イベント・国家行事・企業のレセプション・海外ゲスト向け日本食文化体験など、多様な場において“鮨を通したおもてなし”を提供してまいります。 お問い合わせも随時承っております。 参考:企画団体について Sailors for the Sea(セイラーズフォーザシー) 2004年に David Rockefeller Jr. 氏が設立した海洋環境保全のためのNGO。アメリカズカップ公式サステナビリティパートナー、世界銀行の Global Partnership for Oceans 公式スポンサーとしても知られ、国際的に高い評価を得ています。Seafood Watch(モントレーベイ水族館)の公式パートナー。 Asia Society 1956年に John D. Rockefeller III 氏が設立した非営利組織。アジアに関連する芸術、教育、ビジネス、政策などの分野で知見を提供し、各国の協力を促進する国際的文化機関。 このページをシェア 関連記事 2025年11月21日 オーストリア・スキーワールドカップ|五つ星ホテル主催レセプションでの鮨提供 2022年11月30日 インド日本大使館でふるまった野菜鮨 — 日本の野菜で伝える食文化 2021年2月9日 MSC・ASCのCoC認証を取得 老舗鮨店として、海の未来を守る取り組みを推進 2021年2月3日 食のアドバイザー業務『鮨』『インバウンド経験』『伝統のおもてなし』を活かした地方創生プロジェクト(静岡県・伊東/伊豆高原) 2020年9月2日 世界初MSC認証の大西洋クロマグロを松乃鮨が購入。 みなと新聞、水産経済新聞他、業界新聞に掲載