2019年6月23日
イギリスのウィンザーにて行われているイギリスで最も歴史と伝統のあるポロの大会の一つ、『ロイヤルウィンザーカップ』にて500名様の立食パーティーでお鮨をご用意させていただきました。
ポロの大会観戦後の特別ゲストの皆様を中心に、握り寿司、手綱鮨、竹チラシ、ベジタブル鮨などを大会のコンセプトに合わせて特別にご用意したメニューをご提供。現地の食材と日本から持ち込んだ食材を合わせ、また現地のレストランの御協力をいただき、今回のプロジェクトを実現させました。
ただの寿司をご用意するのでなく
「イギリスにて、本物の日本伝統文化と、日本のおもてなしをお伝えしながら、『鮨』をご提供する」
と言うミッションをもとにスタートした今回のプロジェクト。
半年近くの打ち合わせ期間を経て、大会の設営テントの一角に『日本のおもてなしの空間』をつくるためヒノキのまな板、京都の織物問屋の着物で作ったお皿、青竹でご用意した日本酒の徳利とお猪口、ポロの馬をかたどった氷の彫刻など一つ一つの装飾品に意味を持たせ、日本からの伝統工芸品を持ち込み、世界のセレブや実業家をお迎えする室礼を整えました。
メニューの一例
- 握り寿司:10種類の魚介類をご用意、日本で仕入れたものと現地でご用意したものをご提供。目の前で握るパフォーマンスを重視し、参加者に楽しんでいただく。
- 手綱鮨:鮨の伝統的な巻物。カリフォルニアロールのような形だが、鮨の歴史に記されている昔ながらお鮨。ポロの大会ということで、馬に関連するネーミングのお鮨。
- 野菜鮨:国際イベントにおいて、魚介類を召し上がれないベジタリア対応は必須。多くのお客様が楽しめるようにアレルギー対応なども行う。
- 竹チラシ:竹をくり抜き、その中にチラシ鮨を。竹林をイメージし、立食パーティーで食べやすい構成に。
室礼
看板は和紙に手書きの『松乃鮨』。
着物の装いのお皿を特注で作り、カウンターに並べて、そこのお鮨を。
一角は竹と金皿にて竹林をイメージし、海の幸と山の幸をちりばめ、
氷の彫刻でポロのイメージの『馬』
紺のテーブルには青もみじをちりばめ日本の季節感を表現
条件
- 500名様のお客様
- 1時間半のパーティー時間
- 立食と着席を混ぜたスタイル
- ベジタリアン対応
- VIPには特別メニューを個別対応
- 世界一流のおもてなしを目指す
と言う様々な条件をクリアしながら安全面衛生面を第一に世界中からのお客様を日本のおもてなしでお迎え。
メインスポンサーである株式会社アウトソーシングの土井社長にもお褒めのお言葉をいただき、
スターウォーズ『ローグワン』の主演女優Felicity Jonesさん、
アメリカ合衆国の俳優:Gary Dourdanさんなどは特にお鮨を楽しまれていました。
今回は英国王室のゲストとして招かれ、王室主催のバッキンガム宮殿でのパーティーや、会場のガード・ポロ・クラブのロイヤルボックス(エリザベス女王陛下が観戦するお席)にも参加。
チャールズ皇太子、日本の歌手のYOSHIKIさん、その他多くのゲストをお迎えしたことは大変良い経験となり、今後も『鮨』を通じて日本文化を伝える活動を行ってまいります。
The Royal Windsor Cup とは
エディンバラ公フィリップ王配殿下が 1955 年に創設し、ヨーロッパ最大のポロ・クラブとなった「Guards Polo Club(ガード・ポロ・クラブ)」が主催する、クラブで最も歴史のあるポロ競技トーナメント。決勝戦は歴史的にもエリザベス女王とクラブ理事長のエディンバラ公フィリップ王配殿下が観戦され、英国王室における最上位のポロ・イベントと言われています。